坂井　瑞子 （さかい　みずこ）

医療職を目指す、みなさん、私と一緒に患者・利用者のケアを考えていきましょう。そして、医療従事者となるためには、他者性をうまく使って、状況を読みながら柔軟に考える力をつけていきましょう。「他者性」とは、もう一人の自分が、「どうしたら患者・利用者さんがより良い方向へ向かってくれるのだろうか？」を考えていく力です。

ディプロマ・ポリシーに掲げられた「看護」を必要としている対象者（人間）について、心理的・社会的・文化的側面から多面的・総合的に理解できる知識を修得していることに関しては対面式講義や看護過程を使った演習、臨地実習などで学生一人一人とかかわる瞬間に伝えています。ディプロマ・ポリシーに掲げられた「看護」を科学的根拠に基づいて実践できる基本的知識と技術を、保健・医療などの分野において汎用できることに関して、学生との関わりとの中で常に保健・医療の現場を意識して、今学習していることはこのようにつながるのだということを、実例題を入れて伝えるようにしています。

学生さんの関心が高い、「病態」については関連図を用いて講義をしています。今後は関連図をもっと多くの単元に取り入れていきたいと考えています。課題としては、グループワークを休んだ学生さんがいるグループへの対応であります。グループメンバーで欠席者が多いとグループワークに支障があることを学生さんが訴えていますので、学生さんが休まないような魅力的な内容にしていく必要があります。また、講義に向けての事前学習が不足しているので、それぞれに違う課題を準備してもらい発表するという形式が効果的ではないかと考えています。それは今後、他者に伝えるプレゼンテーション能力も高まるのではないかと考えています。

[座右の銘]
たとえ今が辛くても、この体験がいつか役に立つときがくる。

• 東京大学医学部付属病院
• 戸田中央看護専門学校専任教員
• 神奈川歯科大学短期大学部　看護学科　講師
• 人間総合科学大学医療保健学部　看護学科　講師

国立弘前大学医療技術短期大学部　看護学科卒業
産業能率大学経営情報学部　経営情報学科卒業　経営情報学士
聖学院大学大学院人間福祉学部　人間福祉学専攻修了　人間福祉学修士

高齢者の身体拘束に対する看護学生の意識ーディベートと実習の影響ー　聖学院大学大学院修士論文　聖学院大学総合研究所紀要　Ｎo53.3.2112

2年課程に進学した学生の特性　産業能率大学学士論文　2003．9

高齢者の身体拘束に対する看護学生の意識　日本看護研究学会誌Ｖｏｌ．34.3号ｐ283．2011

教育ディベートでの看護学生の変化　　日本看護研究学会誌Ｖ33.3号ｐ220　2010.

高齢者の身体拘束に対する学生の態度ーディベート後の変化ー　日本看護研究学会誌　2009．８

2年課程に進学した学生の特性ー平成15年度生と平成17年度生の比較ー日本看護研究学会誌Ｖｏｌ．29.3号ｐ108．2006

2年課程に進学した学生の特性－看護職経験の有無および衛生看護学科新卒生の特徴についてー日本看護研究学会誌Ｖｏｌ．27.3号ｐ74．2004

日本看護研究学会, 日本老年社会科学学会,　日本老年看護学学会,　日本心身健康科学学会