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教育改善への取組(ファカルティ・ディベロップメント活動)

ファカルティ・ディベロップメント(FD)

FD・SD推進委員会 委員長 挨拶

アメリカで生まれたFD(Faculty Development:ファカルティ・ディベロプメント)という語は、教員個人と組織における研究・教育機能の開発といった事柄を中核的な概念としていますが、実際にはかなり多義的に用いられている用語です。文部科学大臣の諮問機関である中央教育審議会による答申(平成17年1月)において、、FDとは「教員が授業内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取組の総称」と定義されています。具体的には、新任教員への研修、学生による授業評価アンケート、教員相互による授業参観、各種の研修会、FD推進センターの設置など、重要な柱となるいくつかの活動があります。

 

本学では、平成12年の開学当初よりFDの一環として授業改善のためのアンケートを実施し、授業の質の向上を図って参りました。さらに、平成19年度に新たに「FD推進室」を設置し、組織的なFD活動を明確化致しました。その後、平成23年度の保健医療学部の新設に伴い、「FD推進委員会」へと改編致しました。学生による授業アンケート、教員相互による授業参観の他、FDに関する全体研修会などを定期的に実施して、教員の資質向上に努めております。また、平成23年には、東日本地域の大学・短大・高専の授業改善を推進するために設立された「FDネットワークつばさ」にも加盟致しました。その後、委員会には各学科の教員だけでなく、各学部の事務職員、法人職員が委員として参加し、教職協働のFD・SD推進委員会として活動を行っています。これまでの活動状況については、「FD・SD推進委員会 News Letter」を発行し公開しております。

 

本学のFD・SD活動に関しまして、ご意見・ご要望等がありましたら、FD・SD推進委員会までお寄せくださいますよう、お願い致します。

授業評価アンケートの集計結果の公表について

 本学では、教育の質の向上を目的とし、FD活動の一環として、平成12年の開学当初から、学生による授業評価アンケートを実施しています。授業評価アンケートは、個々の授業の改善のための資料として、また、大学全体としての授業改善の前提となる教育評価の基礎資料として、活用されています。集計結果は、それぞれの授業の担当教員にフィードバックして授業改善に役立ててもらうとともに、それに基づいて、教員が学生に対して改善点を報告するなどしてフィードバックを行ってきました。
 平成27年度前期の授業評価アンケートの集計結果より、本学の教育活動を評価する基礎資料として、学内外に公表しております。学外の関係者の方には本学の教育活動の一端をご理解頂くために、集計結果の概要を公表することに致しました。以下のような質問項目に関して、学科・専攻ごとに全体の集計結果を記載しております。
 なお、本学の学生は科目ごとの集計結果をUHAS@Myキャンパス(在学生用ポータルサイト)で閲覧することができます。

アンケート項目(通学制)

 ●あなたの自信の学修姿勢について
1シラバスを読んで当該科目の内容・学習方法を理解して受講できましたか
2授業に際して毎回、予習を行いましたか
3毎回、授業の復習を行いましたか
4授業時間中、真剣に意欲的な態度で臨みましたか
 ●授業の方法
1教員の話し方(声量や速度)は良かったですか
2使用した教材や配布資料はわかりやすかったですか
3板書またはスライドの使い方はよかったですか
 ●授業運営
4授業はシラバスの授業計画に沿って行われましたか
5教員は理解させようとする意欲・熱意を持って授業に取り組んでいましたか
6教員は理解させようとする創意工夫が見られましたか
7教員はみなさんの理解度・反応を意識しながら授業を行っていましたか
8教員は質問に対して誠意を持って対応していましたか
 ●総合評価
9この科目の内容について理解が深まりましたか
10あなたはこの授業を受けてよかったと思いますか

質問の回答は、以下の5段回での回答です。

:強くそう思う :そう思う :普通 :そう思わない :全くそう思わない