Knowledge for Well-being

アクティブラーニング

アクティブラーニングは「心身健康科学概論」(全学共通のコア科目)授業が特徴的である。7名前後のグループを構成しグループ内で共通のテーマについて、以下の項目に重点を置いたグループワークを行う。

  • こころとからだの相関性について
  • 心身健康科学の目的、本学の考える学びの目的
  • 健康科学としての応用領域について討論を行い、導き出した結論に基づいたプレゼンテーション

健康栄養学科、ヘルスフードサイエンス学科、看護学科、リハビリテーション学科では「コミュニケーション演習」、リハビリテーション学科では「リハビリテーションと国際協力」などにおいてアクティブラーニングに積極的に取り組んでいる。

アクティブラーニングは以下の項目に重点をおいて設定している。

  • 学生は事前学習を通して科目に関連する知識や情報を入手する。
  • 演習やグループ討論を通して知識の共有や統合を行う。
  • 学習した内容をプレゼンテーション等を通して発表・表現する。
  • 学生や教員あるいはティーチングスタッフから総合的な評価を受ける。
  • その反復学習の中で自ら主体的に考える力や問題解決能力、リーダシップ力、コミュニケーション力を身につけていく。

人間科学部 心身健康科学科

心身健康科学科のスクーリング授業である「心身健康科学概論」は、複数の教員によるチームティーチングとアクティブ・ラーニングを融合させた講義となっている。

その内容は「心身健康科学の特徴・手法・領域」から「女性のライフサイクルと心身の健康」「ライフサイクル-内部環境と心身の健康」「乳幼児のこころとからだ」「脳・こころと身体の相互作用や脳の発生と脳の成長について」「心身相関の神経基盤や認知機能について」と多岐に渡る。講義部分の最終時限では「学んだ知識を『よりよく生きるための知恵』としてどのように活用するかについて「心身健康科学 運命を変える 心とからだの磨き方」というテーマから、学長より講義がなされる。その後、それまでの講義を振り返り「心身健康科学の日常生活への応用」という視点から、グループディスカッション、プレゼンテーション、総合ディスカッションといったアクティブラーニングが展開される。

ほかに「身体の構造と機能」など、グループ・ディスカッションと簡単な体験を組み合わせた講義など、通信教育課程ではあるもののアクティブラーニングに積極的に取り組んでいる。

人間科学部

健康栄養学科でのアクティブ・ラーニングは、1年次:「コミュニケーション演習」「食事計画実習」、2年次:「応用栄養学実習」「給食経営管理実習」、3年次「栄養教育実習Ⅰ・Ⅱ」「臨床栄養学実習Ⅰ・Ⅱ」「公衆栄養学実習」「カウンセリング実習」「地域栄養学演習」「給食経営管理論」、4年次「栄養指導論」と授業形式は異なるものの、実習・演習科目で積極的に実施されている。

保健医療学部

保健医療学部各学科においてもグループでディスカッションとプレゼンテーションを中心にしたアクティブ・ラーニングが実施されている。

全学科共通の1年次の「コミニケーション演習」や2年次の「リハビリテーションと国際協力」を始めに、例えば理学療法学専攻では、実習科目を中心に導入されているが、「リハビリテーション機器」「理学療法概論」「運動学実習」「小児理学療法学」「理学療法評価学Ⅰ」,「理学療法評価学実習Ⅰ」「日常生活活動学」,「日常生活活動学実習」,「老年期理学療法学」「総合理学療法学演習」「理学療法評価学実習Ⅱ」「神経系理学療法学実習」「基礎理学療法学見学実習セミナー」「理学療法評価学臨床実習セミナー」「基礎理学療法学見学実習」「理学療法評価学臨床実習」「総合臨床実習Ⅰ・Ⅱ」など多くの科目にわたる。

また義肢装具学専攻では、最新テクノロジーや新素材を利用した機能的な部品や材料の特徴や機能について調査を実践し、これまでに学修した医学と工学の知識による考察を含めた報告書の作成、プレゼンテーションならびにディスカッションを課す科目が多い。