Knowledge for Well-being

カリキュラム

修士課程 博士後期課程

修士課程

カリキュラムと修了要件

「こころ」と 「からだ」 の有機的関連性を考究し、心身の健康に関する専門知識を総合的に教授研究し、「生きる力」としての洞察力・探究力・問題解決能力・創造力を育み、研究の徒となり得る人材、社会において指導的役割を果たす人材を育成します。
本専攻には、研究力養成に主眼を置いた【一般履修プログラム】の他に、実践的なヘルスデータ管理のプロフェッショナルを養成する特別履修プログラム:【健康情報マネジメント養成プログラム】を準備しております。

【一般履修プログラム カリキュラム】:研究力の養成に主眼

 

区分科目名配当年次開講時期履修方法単位数
コア科目
(必修)
心身健康科学特講1前期T・S2
必修科目心身健康科学特論 I1前期T・S3
心身健康科学特論 II1後期T・S3
心身健康科学特論 III1・2後期T・S3
選択必修科目
(6単位以上)
健康科学・疫学特講1・2後期M3
生命文化特講1・2前期M3
高次脳機能学特講1・2後期M3
心身機能観察特講 I1・2後期T・S3
心身機能観察特講 II1・2前期T・S3
心身機能観察特講 III1・2後期T・S3
選択科目
(8単位以上)
ストレス学特講1・2後期T2
認知脳科学特講1・2前期T2
ライフサイクルと
健康特殊講義
1・2後期T2
心身免疫学特殊講義1・2前期T2
精神分析特講1・2後期T2
比較文化特講1・2前期T2
健康文化論特殊講義1・2前期T2
発達心理学特論1・2後期T2
心身医学特論1・2前期T2
老年心理学特論1・2前期T2
健康栄養学特殊講義1・2前期T2
食文化特講1・2後期T2
文化人類学特講1・2前期T2
応用健康科学特講1・2後期T2
体性神経科学特講1・2後期T2
データサイエンス特論1・2後期T・S2
研究指導
(必修)
心身健康科学研究 I1通年R3
心身健康科学研究 II1・2通年R3

修了要件

休学、停学期間を除いて2年以上在学し、次のとおり授業科目について31単位以上修得し、かつ修士論文または特定の課題についての研究の成果の審査を通過し最終試験に合格すること。

  1. コア科目(必修) 2単位
  2. 必修科目 9単位
  3. 選択必修科目 6単位以上
  4. 選択科目 8単位以上
  5. 研究指導科目 6単位

T:テキスト履修
M:メディア履修(テキスト履修+ビデオ履修)
T・S:テキスト履修+スクーリング履修
R:オンライン指導+面接指導

授業 Pick Up

必修 心身健康科学特講

心身健康科学という学問の全体像を把握し、 それにもとづく修士課程での学修と各自の研究の位置づけを見出すことができるようにします。

必修 心身健康科学特論 I

心と身体の有機的な相互関係を心身相関といいます。 この科目では脳と脳の活動を支える身体機能の基本的な仕組みや心身相関の神経科学的な仕組みについてスクーリングやオンラインにて学びます。

必修  心身健康科学特論  II

心身健康科学の研究を進めるために必要となる研究法や統計解析手段の基本的な考え方をスクーリングやオンラインと教材 を用いたディスカッションを行いながら学びます。他者の研究の優れた点や問題点を評価する力を養います。

必修 心身健康科学特論 III

各自の研究計画の中に心身健康科学の視点・考え方 をどのように入れていくかについてスクーリングやオンラインと教 材を用いたデイスカッションにより考えます。

選択必修 健康科学・疫学特講

疫学は人間集団が遭遇する健康問題をどのように理 解し対処するかに関する知識と実践の体系のひとつです。 この健康科学の方法論の1つである疫学についてその歴史や研究方法について学修します。

選択必修 生命文化特講

先端医療技術の発展は臓器移植、 再生医療などに進歩をもたらしましたが、 同時に多くの生命倫理上の問題も生み出しています。 生命科学、 医学、心身健康科学の知識と理解のもと法学的、哲学的、倫理的な視点から生命倫理について探求します。

選択必修 高次脳機能学特講

人は自分自身を含めた周囲の「環境」を理解し、 今までの知識や経験をもとに適切な行動を判断し、実行します。この知的・認知能力を可能とする脳神経機構について、最新の脳神経科学研究の成果を参考に学修します。

選択必修 心身機能観察特請I・II・III

心身の有機的な関連性に対する理解を深めるため、観察・実験を通して、ストレス刺激に対するヒトの自律神経反応やバイオマーカーの変動、 脳神経活動などを観察します。

【健康情報マネジメント養成プログラム】:実践力の養成

心身健康科学専攻 修士課程の大学院生が入学時に登録できる新プログラムです。
心身健康科学を基に、健康関連情報のマネジメント(3A:Access・Assessment・Advice)に関する高度かつ専門的な知識・技能を有し、情報技術革新によって到来するデータ駆動型社会におけるヘルスプロモーターとして、職場や地域などにおいてリーダーとなるプロフェッショナル人材を育成します。修了者は、修士(心身健康科学)の学位に加えて、日本心身健康科学会より、「健康情報マネジメントリーダー」の称号を取得することができます。

区分科目名内容履修方法単位数
心身健康科学の基礎を学修する心身健康科学特講心身健康科学の枠組みの理解T・S2
心身健康科学特論Ⅰ心身相関の科学を学修T・S3
心身健康科学特論Ⅱ研究法・統計解析法の学修T・S3
心身健康科学特論Ⅲ心身健康科学の枠組みの理解展開方法の理解T・S3
ヘルスデータ管理の基礎を学修するサイエンスコミュニケーション学3Aスキルの基礎を修得S1
ストレス学特講ストレス科学を学修T2
健康科学・疫学特講健康事象・健康政策の科学的理解M3
健康情報計測学専門的情報収集スキルを修得・体験S1
ヘルスデータ管理を体験学習心身機能観察学心身相関の計測スキルを学修T・S3
健康情報処理学発展的データ解析スキルを学修T・S2
ストレス評価学Assessment、データの判読学T・S2
ヘルスデータ管理をフィールド実践健康支援演習集団、職場、地域での支援実践S1
ストレスマネジメント演習個人の健康支援実践S1
特定課題研究報告書作成3Aスキルの総まとめR6

プログラム修了要件 ※すべて必修

33単位

T:テキスト履修
M:メディア履修(テキスト履修+ビデオ履修)
T・S:テキスト履修+スクーリング履修
R:研究指導

ディプロマ・サプリメントの発行について

 

博士後期課程

カリキュラムと修了要件

1年次には、必修科目である「心身健康科学特殊講義」を履修し、心身健康科学における心身相関の科学、健康科学、統合・学際領域という研究深化の視点を養うとともに、院生の研究テーマにつなげる端緒を導きます。
「心身健康科学特殊演習I・II・IIIはテレビ会議システムを使用する演習科目です。選択科目は13科目開設され、研究指導教員のもと各自の研究テーマに応じ、科目を履修します。

 

区分科目名配当年次開講時期履修方法単位数
コア科目
(必修)
心身健康科学特講1前期T・S2
必修科目心身健康科学特殊講義1前期T・S2
心身健康科学特殊演習 I1通年EX2
心身健康科学特殊演習 II2通年EX2
心身健康科学特殊演習 III3通年EX2
選択科目
(2単位以上)
健康増進科学特殊講義1・2前期T・S2
科学哲学特殊講義1・2後期T・S2
心身医学特論1・2前期T2
生命文化特講1・2前期M3
心身免疫学特殊講義1・2前期T2
認知脳科学特講1・2前期T2
神経内分泌機能学特殊講義1・2後期T2
1・2前期T2
ライフサイクルと健康特殊講義1・2後期T2
健康文化論特殊講義1・2前期T2
発達心理学特論1・2後期T2
老年心理学特論1・2前期T2
体性神経科学特講1・2前期T2
研究指導
(必修)
心身健康科学特別研究指導 I1通年R2
心身健康科学特別研究指導 II2通年R2
心身健康科学特別研究指導 III3通年R2

修了要件

休学、停学期間を除いて3年以上在学L、次の通り授業科目について必修科目を含め18単位以上を修得し、かっ博士論文の審査を通過し最終試験に合格すること。

  1. 必修科目 10単位
  2. 選択科目 2単位以上
  3. 研究指導科目 6単位

T:テキスト履修
T・S:テキスト履修+スクーリング履修
EX:演習(テレビ会議)
M:メディア履修(テキスト履修+ビデオ履修)
R:オンライン指導+面接指導

授業 Pick Up

必修 心身健康科学特殊講義

心身健康科学という専門領域の特徴を活かした研究課題と計画を考究し、心身相関の現象を観察する上で必要となる実験・調査研究方法と解析手法を理解し活用できるよう学修を進めます。そして、心身健康科学の立場から仮説を立てて実験・調査研究のモデルを立案する能力を養います。

必修 心身健康科学特殊演習 I・II・III

学生と教員によるインターネットを利用したセミナー(テレビ会議)です。博士レベルの心身健康科学研究を実施するために必要となる独創的かつ科学的な研究遂行能力を修得することを目的とし、Ⅰでは自らの研究遂行に必要となる国内外の文献の読解力向上と文献検索力、問題発見能力、プレゼンテーション能力を養います。Ⅱ・Ⅲでは学生各自の研究計画や進捗状況を発表し、学生および教員間でディスカッションします。