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修了生の声

修了生の声 過去の修士論文一覧

修了生の声(修士課程)

学生として過ごした時間の中で見つけた学ぶことの意義と楽しさ

健康栄養科学専攻 修士課程 ヘルスフードサイエンスプログラム

中山 達也さん(2024年3月修了)

 

通学制の栄養学科の助手補として働きながら通信制の本大学院に通いました。平日昼間は
自身の仕事に集中し、夜や土日に大学院の勉強や修士論文の作成に取り組んでいくことは
、大変な道のりでありました。最初は何も分からない状態から始まり、勉強していくこと
で自身の中で理解が深まっていくことを感じ、学ぶことでしか得られない自身の成長に喜
びを感じました。
 先生方には論文作成に関して何度も打ち合わせや相談をさせていただきました。力不足で
思うように進まなかった際にも助けていただき、こうして修士論文を完成させられたこと
に感謝しかありません。
 通信制でも同期や他学科の方と直接会うこともあり、様々な職種や研究をしている人達と
の交流は、自身の研究の刺激にもなりました。

食について心身健康科学を主軸に学ぶことができました。

健康栄養科学専攻 修士課程 ヘルスフードサイエンスプログラム

湯澤 直美さん(2023年3月修了)

 私は研究支援の会社に勤めており、医師や企業の研究支援をする中で自分自身も研究をやってみたい、管理栄養士としてスキルアップをしたいという強い思いから入学を志願しました。

 管理栄養士として食の重要性は認識していましたが、いままで食を心身健康科学の視点で考えたことがなかったので、授業を受けたり、ディスカッションをする中で新たな気づきがたくさんあり、大事なことを学ぶことができました。心身健康科学を主軸に学ぶことができる本学だからこそ、学ぶことができた貴重な経験だったと感じています。そして何よりも、学ぶことの楽しさを感じることができました。

 入学当初は仕事と学業を両立できるか、自分の研究がかたちになるか、とても不安でしたが、先生方が温かく熱心にご指導してくださりました。初めは論文を読むだけでも一苦労でしたが、自分の研究が修士論文の形になったときは非常に達成感を感じました。

 他専攻の院生と合同の授業もあり、幅広い年齢や職種の方が在籍しているので、たくさんの良い刺激を受けることができます。もし入学を考えている方がいればぜひチャレンジしてほしいと思います。

仕事と両立しやすい環境があり、「食」に関心のある社会人にもお薦めです。

健康栄養科学専攻 修士課程 ヘルスフードサイエンスプログラム

藤元 光弘さん(2023年3月修了)

 私は、臨床研究の受託会社で被験者募集と営業業務を行ってきました。被験者募集では、被験者の日ごろの食事内容によって検査・測定値に影響があるため、「食」に関心を持つようになりました。営業業務では、依頼者である種々食品会社の研究者と一緒に、食と健康の関係を明らかにする臨床研究をデザインする役割を担ってきました。業界の急速な変化に柔軟に対応ができ、自分の能力を十分に発揮できるようになりたいと考えるようになりました。そんな時、「食」に関する心身の影響について専門性の高い研究が可能である人間総合科学大学大学院・健康栄養科学専攻で学修する機会を頂きました。

 在学中は、学業と仕事の両立は決して簡単なことではありませんでしたが、親切にサポートして下さる先生方や会社で働く仲間と家族に恵まれ、食や栄養と心身の健康の関連を体系的に学ぶことができました。よりよく生きるために「食」は誰もが欠かせないテーマです。業界に限らず入学を検討されている方にはお薦めです。

 これからも、より深く、より総合的に食や栄養と心身の健康について学び得た知識思想について、様々な食品会社の研究者へと伝えていきたいと思います。

過去の修士論文

過去の修士論文のタイトルの一部です。

  • PDCAサイクルを取り入れた中学生集団に対する食育プログラムのこころみ-取り組みに関する実行可能性の検証-
  • 岩手県北地域における牛乳摂取と食習慣、生活習慣および循環器疾患危険因子との関連
  • 朝食内容が食後血糖・食欲抑制に及ぼす影響
  • ハイリスク児の食生活,食行動に関する基礎的な研究課題の抽出調査研究―低出生体重児を育てる母親への支援を考える―
  • Glycemic Indexと簡易評価法(GR)アミロース含量の異なる米パンでの評価
  • 介護予防事業に参加する都市部女性高齢者の住環境と筋力の関連
  • 管理栄養士養成課程で学ぶ学生集団における食品摂取パタンと抑うつ状態の関連