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卒業生インタビュー

私が人間総合科学大学を選んだ理由をお話しします

編入をしてゆっくり自分自身と向き合い、新たな道へ進むことが出来た。

人間科学部 心身健康科学科

太田 楓さん(2024年3月卒業)

① 現在のご職業をお聞かせください。

 4月から人材派遣の会社に就職します。通信に編入する前は、岩槻キャンバスの保健医療学部看護学科に所属をし、看護師を目指していました。学修や実習を行っていくなかで、短時間で複数の事をこなしていくことが私には合わないなと思い、3年生になるタイミングで休学をし、今後どうするかを考えた結果通信に編入し大学を卒業することを決めました。大学卒業後就職するのか、専門学校に行くのかと迷っている時に、当時登録をしていた派遣会社の方から声をかけていただき、人材派遣には興味を持っていたので面接を受け内定をいただきました。

② なぜ人間総合科学大学に入学しようと思ったのですか?

 通信に変更しようと思った理由は、休学している時に2年間看護に通ったのだから大学は卒業したいという気持ちになったからと看護学科で取得した単位を無駄にせずそのまま移行することが出来たからです。

③ 人間総合科学大学で学んでよかったと思うことは?

 こころの分野の科目が学べたことが良かったです。元々心理学に興味を持っていたので、学びたい科目を選んで学修することが出来ました。心理学の科目を学ぶことで、自分の精神状態も分析することが出来るようになり、自分に合った対処方法も見つけられたので1番学んで良かったなと思います。

④ 学修を進める上で苦労したことと、 それをどのように工夫したかを教えてください。

 学修を進める上で苦労したことは、テキスト科目の勉強です。もともと本や教科書を読むことが苦手なので、1冊読むことがとても苦労しました。それでもやらなければいけないので、1日読むページを決めて付箋を貼り読む工夫をしていました。また、大切なところはマーカーで色をつけたり、少し大きめの付箋にまとめたりして理解出来るような工夫もしながら進めていました。

⑤ これから入学を検討している方にアドバイスをお願いします

 人間総合科学大学人間科学部心身健康科学学科は、担任制となっているため何かあったら直ぐに担任の先生に質問しやすい環境なのでとてもいいと思います。また、授業もこころ・からだ・文化それぞれ自分が学びたい科目を選んで勉強することができる事もおすすめです。私のように最初通学制に通っていた人でも、通信制に編入して大学卒業は目指せるので1つの選択として考えることもありです。編入して良かったと思ってます。これから進路についてたくさん悩んで考えると思うが自分を信じて悔いのない選択をしてほしいです。

新しい知識との出会いは、感動そのもの! 目標の養護教諭第一種資格を取得することができました。

人間科学部 心身健康科学科

勝部 亜矢子さん(2024年3月卒業)

① 現在のご職業をお聞かせください。

 現在、保育園看護師をしています。園児や職員の健康管理、安全管理、教育活動、その他、保護者や職員からの相談ごとへの応対、地域子育て家庭への支援活動など、看護師として専門的な知識を活かし、こころ・からだの健康保持や、お子さまの発達にまつわる様々な相談を受けたりアドバイスを行ったりしています。

② なぜ人間総合科学大学に入学しようと思ったのですか?

 入学動機は、仕事の関係上、養護教諭第一種の資格取得を目指す事になったからです。大学へ行く目的は資格取得のためなので、卒業できることが大前提という条件のもと、他大学も調べる中で、学習方法や学習環境、学費等を比較した結果、本学が最も自分に適していると思い、入学を決めました。入学動機は資格取得のためでしたが、もともと、人間の心理や発達に関する内容に非常に興味がありました。仕事をしている中で、コロナ禍における子どもの成長発達について研究したいテーマがあったこともあり、大学の学びの中で探求したいという気持ちが強くなり、忙しい毎日ではありましたが、大学進学を決意しました。

③ ご自身で進める「学修成果」の作成について,苦労した点や留意した点などを教えてください。

 大学での学びは、自身の仕事に直結する分野も多く、多角的視点で一歩深く人間を捉え理解していくことで、これまで以上にお子さま理解・人間理解を深めることができ、学びがそのまま日々の仕事に活かされています。学び得た知識を、実生活の改善やより良く生きること、問題解決への具体的な行動変容などにつなげていくことで初めて活きた価値ある学びになると考えます。ストレスや個人の問題等で困っている人に出会った時に、私自身が何か相手の手助けとなれる環境となっていきたいです。

④ 学修を進める上で苦労したことと、 それをどのように工夫したかを教えてください。

 仕事や家庭生活がある中で大学の学びを進めて行くためには、無理なくスケジュールを立て、決めた事を確実に行い、それを続けるという事が大切です。私の場合、平日は起床後から出勤前までの約2時間、教科書や文献を読み進め、休日は、食事以外は1日中学習時間に当て、インターネット履修やレポート作成などパソコン作業が必要な内容を中心に学習を進めていました。学習時間を確保するためには、家族の理解と協力が必要となるので、勉強の後はいつも感謝の気持ちを伝えるようにしました。また、学びは暗記ではなく理解するという事を意識していました。教科書や文献を読み進めていく中では、文章表現が難しかったり、意味が理解できない内容に遭遇したりすることも多々あります。その時に、関連授業の動画を繰り返し見たり、ことばの意味を調べたり、先生方に質問をして、調べ方や学び方を教わったりしながら、できるだけ丁寧に学びを進め、学習内容を自分なりに理解・納得できるようにしました。

⑤ これから入学を検討している方にアドバイスをお願いします

 進学を決めるにあたり、現実的な問題は様々あると思いますが、学びたいという気持ちが一番大切だと思います。時代に即した新しい知識にアップデートしていくには、継続した学びが必要で、その選択肢の一つに大学があるのだと思います。学ぶことは「人間として」自分をより豊かにし、多くの人に貢献できる人間力を養えると思います。皆さまが勇気の一歩を踏み出し、本学での学びから夢を実現されていかれることを心より願っております。

学士申請プログラムにて鍼灸学士を取得しました。

2022年履修 2023年鍼灸学士取得<br /> 酒井 茂宏さん/職業:鍼灸師、治療院開業<br /> 科目等履修生<br /> 2022年履修 2023年鍼灸学士取得
酒井 茂宏さん/職業:鍼灸師、治療院開業
科目等履修生

人間科学部 心身健康科学科 学士申請プログラム(科目等履修生)

① 現在のご職業をお聞かせください。

 2022年度に1年間、学士申請プログラムを履修し、2023年に学位授与機構へ学士申請を行って合格しました。職業は運動指導をするトレーナーで、鍼灸治療も行っています。一般の方の健康づくり、体を痛めた方のリハビリを行う治療院を開業しています。

② なぜ人間総合科学大学に入学しようと思ったのですか?

 鍼灸の資格を取ってみると奥が深く、もっと知識を得てもっと上を目指したいという思いがいつもありました。仕事をしながら通信で学べる大学をインターネットで探したところ、人間総合科学大学にたどり着きました。いくつかの大学を比較し、「こころ」の面を学べることが決め手になったかもしれないです。

 勉強していく中でも、「こころ」の部分が大切なんだと思う気持ちが強まりました。「伝承医学」のテキストで引用されていた本にも興味がわき、読んで学びが広がっていきました。

③ ご自身で進める「学修成果」の作成について,苦労した点や留意した点などを教えてください。

 申請に向けた準備の中で、自分のテーマやレポートがこれでよいのか、という不安が常にありました。インターネット上に、鍼灸学士に関する情報がほとんどなかったので、相談に乗ってもらえるとよいと思います。

 参考文献を集めることが初めてだったのと、自分だけで作成していると参考になるものも少ないので、本当にこれでよいのだろうか?と何度も不安になりました。レポートは自分でこれだと思えるテーマをしっかり決めること、テーマに沿った根拠に基づいた考察、意見を論述することが必要でした。書類手続きは、何度も繰り返し間違いがないか確認しました。

 申請してから試験の小論文までは数ヶ月間空きます。何を書いたか忘れそうだったり不安の中で、その間をどうつないでおくかが大変でした。

  • 修了後ご自身で学位授与機構に申請する必要があります。

④ 取得した学士はどのように活かしていますか?

 鍼灸学の学士を持っているんですかと声をかけられたり、学士をもっていることで信頼感が増したと実感しています。施術中の会話で、大学でこんなふうに学んだとか、鍼灸にはこんな側面もあるよと話すことがあり、その知識がお客様にも喜ばれていると思います。

 鍼灸の資格を取った時点で、この分野をもっと深く学びたいと思ってきました。学士は大学院進学への資格にもなるので、さらなる向上を目指して進学も考えています。

⑤ これから入学を検討している方にアドバイスをお願いします

 鍼灸師になってみて、これからもずっと学び成長することが大事だと思っています。常に知識や技術を吸収する姿勢で、アンテナをはってキャッチすることを心がけるとよいと思います。

科目等履修生 学士申請プログラム

自分との約束を守った4年間。自分が頑張れる人間だということを知りました。

人間科学部 心身健康科学科

野口 菜穂さん(2023年3月卒業)

 仕事と育児をしながら学士の取得を望んでいた私にとって、現地スクーリングなしでも卒業できることが本学を選んだ理由のひとつでした。さらに、本校が日本初の通信制私立単科大学として開学した大学であることから、オンライン環境の整った中で学べると思い、出願を決めました。学ぶ分野ではなく、そのような理由で入学した私ですが、今では人間総合科学大学を選んで本当に良かったと感じています。

一番大きな理由は、心身健康科学科での人間についての学びが、自分を守り、他人を理解する助けになると感じたからです。この知識は、分野に関係なく今後の人生に活かせるものとなりました。

二番目の理由は、様々な立場で頑張る仲間の存在を知ったことです。東京オリンピック期間中に、ネットカフェの個室でスクーリングに参加したことは良い思い出ですが、それぞれが制限のある状況でも努力している姿に励まされ、学ぶ姿勢を持つのは自分次第なのだと感じました。

この4年間「自分が決めた予定は守る」を目標に過ごしてきましたが、本学で身に着けた学習習慣は、また次の目標達成に活かせると確信しています。これからも学ぶ楽しさを忘れず、自身の成長につなげたいと思います。

学問への好奇心を後押しした人間総合科学大学での学び

人間科学部 心身健康科学科

片桐 彩花さん(2022年9月卒業)

 本学を知ったのは、通信制で人体について学べる大学を探していたときです。地方在住で何度もキャンパスに足を運ぶのは困難だったので、課題や終了試験までインターネットで完結できる点が決め手となりました。本学に編入する前は、美容専門学校に在籍していました。美容師国家試験の筆記対策で人間へ施術するために必要な解剖学やカラーリングの薬剤などに関わる化学の勉強をするうちに、もっと深く学びたいと思うようになり、独学だと継続する自信がなかったので、仕事をしながらでも卒業を目指せる本学を選びました。自分の興味・関心に沿って自由度の高い履修選択をできたのが、学習意欲の維持につながったと思います。
 本学で得た学びはたくさんありますが、一番印象に残っているのは、やはり4年次の総合演習です。私は探究を選択し、3つの領域を横断して学んできたことを昇華して研究を進めました。仕事との両立が大変でしたが、なんとか形にすることができたので、本学での学びの集大成になったかなと思います。ポスター発表の機会もいただいて、財産になる学びを得たと思います。お世話になった先生方には感謝の念に堪えません。

表面的に捉えていた人間という存在が立体的に捉えられるようになり、自分自身への理解も深まりました。

2022年3月卒業/岡戸 春菜さん<br /> 職業:フリーター/年齢:20代<br /> 1年次入学 2022年3月卒業/岡戸 春菜さん
職業:フリーター/年齢:20代
1年次入学

① なぜ人間総合科学大学に入学しようと思ったのですか?

私は中学時代に起立性調節障害という身体的な疾患を患い、学校に通えなくなりました。当時はまだまだ起立性調節障害が世間で認知されておらず、大変苦労したことを覚えています。その後、通信制の高校に進学しましたが、高校時代では強迫性障害という精神的な疾患を抱えることになりました。しかしこれらの体験から、私は身を持って“心身相関”ということを実感し、また人間のこころとからだについて興味を持つようになりました。

当初は大学進学を考えていませんでしたが、こころ・からだ・文化(環境)の3つの側面から人間を統合的に考える本学の建学の精神と、その中でも心身健康科学科の通信制という形に魅力を感じ、入学を決めました。

②人間総合科学大学で学んでよかったと思うことは?

私は自分自身の体験から、こころとからだを二元論的に分けて考えるのではなく統合的に考えるのが適切で、「こころ」や「からだ」というのはあくまでも観点の違いであり、人間を見つめることには変わりないのだと考えていました。その上で、それぞれの知識を深め、広い視野で人間を捉えたいと思った際に本学に出会い、人間のこころとからだを心身相関という観点で捉え、なおかつその背景となる文化の側面も合わせて考えていくといった学びを進めるうちに、表面的に捉えていた人間という存在が徐々に立体的に捉えられるような実感を持つようになりました。

また、同時に自分自身への理解も深まるようになりました。私は本学で、このような人間をより深く理解するための学びを進められて本当に良かったです。

③学修を進める上で苦労したことと、それをどのように工夫したかを教えてください

通信教育自体は私自身高校時代に経験してきましたが、大学ではより専門的な内容を扱うので、なかには分からない点や難しいと感じる点もありました。 そんな時は、担当教員の先生や事務局へ質問をするなど、自律した行動を心がけました。幸い本学にはインターネットを介して質問ができるため、時間や曜日問わず質問ができて大変ありがたかったです。

また、自分自身で分からない点は受講後に調べ、テキストに書き込み、それらを何度か繰り返してから科目修了試験に臨むなど、自主的な学びを続けていきました。

④これから入学を検討している方にアドバイスをお願いします

新型コロナウィルスの影響もあり、当初予定したとおりには学びを進められなかった部分もありました。そのため、私は一度も本学のキャンパスに足を踏み入れ たことがありませんが、私は4年間の学びを振り返り、誰かと比べることなく、「よくここまでやった」と自分に言うことができます。 またコロナ禍で、複雑な事情から学びを続けることを諦めようとしている方もいらっしゃるかもしれません。しかし可能であるのなら、ぜひご自身の気持ちに沿 って学びを進めていただけたらなと思います。知識は、体験を通して知恵に変わるはずです。

私自身卒業後の活動はまだ模索中ですが、私が体験したことを本学 で得た知識とかけ合わせ、よりよく生きるための知恵に変えることで、少しでも人々のこころ・からだ・文化(環境)に寄り添う人間として生きていきたいと考 えています。同じような気持ちで本学への入学を考える貴方様が、よりよく生きるための学びをスタートされ、小さくとも力強いその一歩を進められることを祈ります。

これからも看護師として働く自分にとって、大きな励みになると感じています。

2021年3月卒業/栗原 幸子さん<br /> 職業:看護師/年齢:60代<br /> 1年次入学 2021年3月卒業/栗原 幸子さん
職業:看護師/年齢:60代
1年次入学

①なぜ人間総合科学大学に入学しようと思ったのですか?

大学病院で正看護婦として働く20 代後半に、大学へ進みたいと考えていました。しかし、35歳で結婚、出産と続き10年間看護職から離れていました。45歳で仕事に復帰し、忙しく働く中で2011年3月11日東日本大震災が起き、自分の家族や親戚、友人が被災しました。

そんな中で、人の心に寄り添う為には自分自身が文化や社会、人間を理解する事を学ぶことが必要と考えるようになりました。60歳目前になり、これが最後のチャンスと考えネットで大学を検索し本学のこころ・からだ・文化(環境)の統合的な学びがインターネットで学べる大学と知り本学に入学しました。

②人間総合科学大学で学んでよかったと思うことは?

異なる職種や色々な年代の学友ができた事。良い影響と刺激を頂きました。また インターネット授業を受けた先生に会場スクーリング授業でお会いした時に、初対面さを感じず話しやすい先生方ばかりで、楽しい大学生活を送ることが出来ました。

大学で学ぶ中、学長が示された「知識はやがて生きる知恵に、こころとなって勇気となる…」という言葉を実感する機会を持つ事が出来ました。これからも看護師として働く自分にとって、これからも大きな励みになると感じています。

③学修を進める上で苦労したことと、 それをどのように工夫したかを教えてください

課題レポートをまとめる時に、家族が在宅する自宅では集中する事が出来ず、仕事帰りにカフェの奥のテーブルでまとめていました。コロナ禍では土、日曜日に仕事を入れ、家族の不在の平日に休みを取ってレポートをまとめたり、試験を受けていました。

④これから入学を検討している方にアドバイスをお願いします

学びは何歳になっても可能です!

わからないことなども先生や大学事務局へメール等で相談することができます。他大学でうまくいかなかった人も、人間総合科学大学だとクリアできると思いますので、是非チャレンジして欲しいと思います!