A1:100名です。
養護教諭養成コース
養護教諭(保健室の先生)になりたい・養護教諭養成コース(養護教諭1種)
養護教諭とは
養護教諭とは、学校教育の現場で保健管理、保健教育を担当する専門知識を備えた教員です。一般には「保健室の先生」と言われています。
主に保健室に常駐し、医療・看護・保健衛生などの幅広い知識により、けがや病気の応急処置、健康診断と保健指導を行います。
最近では、病気やけがなどの身体上の問題を持つ児童・生徒ばかりでなく、学業や友人関係、進学、家庭の悩みなどを抱えて保健室を訪れる児童・生徒が増えており、身体の面だけでなく、こころの面からのサポートが求められています。
社会的にも、子どもの発育・発達やこころと体の健康問題への関心が高まるなか、教育現場での健康の専門家である養護教諭への期待がこれまで以上に大きくなっています。
これからの養護教諭には、児童・生徒をしっかりと受け止め、励まし、導いていくための、人間理解に基づく豊かな人間性が求められています。
養護教諭免許取得までの流れ
- Step 1 出願時に養護教諭養成コースに登録(通常の学費に加え別途、養護教諭養成コース登録料(募集要項参照)を納付)
- Step 2 「養護に関する科目」33単位、「教職に関する科目」25単位、「教育課程免許法施行規則第66条の6に定める科目」8単位をそれぞれ修得
- Step 3 病院での看護実習(4日間)と 小中学校での養護実習(15日間)を行う
- Step 4 都道府県等教育委員会に免許申請
- Step 5 養護教諭免許状取得
養護教諭養成コース登録について
養護教諭養成コース受講希望の方へ
正科生1年次入学もしくは3年次編入学をし、「養護教諭」の教員免許状取得を希望する方は、養護教諭養成コースに登録し、所定の科目を履修します。本学心身健康科学科で取得できるのは「養護教諭一種免許状」になります。基礎資格(学士の学位)と所定の単位(66単位以上:病院で行う4日間の看護実習や、小中学校等で行う3週間以上の教育実習等の単位を含む)を修得することにより、「養護教諭一種免許状」を取得することができます。なお、養護実習における小・中学校、看護実習における病院といった実習施設の斡旋は大学側で行いません。学生自身で確保する必要があります。また、体育Ⅲ・看護実習・養護実習Ⅰ・Ⅱ・教職実践演習以外の科目については、養護教諭養成コースに登録しなくても履修可能です。
なお、通常の学費や実習に関る経費(交通費・宿泊費・検査費)の他、コース登録時に16万円が必要となります。定員は100名ですが、申込み状況について質問がある場合には出願前に必ずお問合せください。
養護教諭養成コースに登録された方が認定心理士も同時に目指す場合は、履修登録単位数の上限があるため2年間で単位を修得することはできません。3年以上の在学が必要になります。2年間の在学期間で養護教諭取得に必要な単位を修得し、卒業後に科目等履修生として登録をすることにより、他の資格取得を目指すことも可能です。
コース登録料など履修費用
- 登録費(初年度のみ):160,000円
めざせ養護教諭! Q&A
- Q1:養護教諭養成コースの定員は何名ですか?
- Q2:通信教育で単位が取得できるのでしょうか?
A2:通信教育課程として開設しています。テキスト履修、スクーリング履修を併用して行います。養護教諭免許状取得に必要な科目のうち、養護実習は小学校や中学校での15日間の教育実習となり、看護実習は4日間の病院での実習となります。実習先の小学校や中学校、病院の確保は各自で行います。
また、教職実践演習や各実習の事前事後指導、体育Ⅲ等は、本学またはサテライト(西早稲田)で受講するスクーリングとなります。 - Q3:どうすれば養護教諭になれますか?
A3:養護教諭として公立学校の教員になるには、大学などで所定のカリキュラムを修得した上で、養護教諭の免許状を取得(見込み)し、各都道府県(市)教育委員会が行う教員採用試験に合格し、採用候補者名簿に登録されることが必要です。私立学校についても同じように各学校で行われる教員採用試験に合格することが必要です。
- Q4:養護実習・看護実習はどのように行うのですか?
A4:養護実習は各自で小学校、中学校のいずれかで実習先を探していただき、現職の先生の指導の下、15日間の実習を行っていただきます。なお、養護実習生の受け入れにあたり、一定の条件(申込期間・手続方法・実習時期等)が定められた地域・学校があるため、早い時期に受け入れ条件・状況等を把握し、実習受入校の確保に努める必要があります。
また、看護実習の場合も自身で実習受入病院を確保していただき、4日間(1単位分)の実習を行っていただきます。 - Q5:養護教諭養成コースは、授業のほかに費用がかかりますか? また、期間はどのくらいかかりますか?
A5:授業料とは別に、養護教諭養成コース登録料(募集要項参照)が必要となります。なお、その他教育実習等に関わる交通費、健康診断料・ワクチン接種などの実費は自己負担となります。
また、免許取得までに原則として2年間以上の期間が必要となります。 - Q6:科目等履修生として不足している単位だけを修得し、養護教諭1種の免許を取ることはできますか?
A6:教職実践演習、養護実習Ⅰ・Ⅱ、看護実習、体育Ⅲ、体育Ⅳについては、科目等履修生は履修することはできません。つまり、養護教諭資格取得に必要なすべての単位を科目等履修生として修得することはできないこととなります。
すでに他の教員免許を持っていて、さらに養護教諭免許も目指される皆さまにおかれましては、3年次編入学などで正科生として本学にご入学いただくことで、養護に関する科目や実習、さらには本学正科生として独自に学習する科目(コア科目)などを学ぶことにより、「こころ」「からだ」「環境・社会」の3つの側面から“人間”にアプローチし、人間がより良く生きることの意味を探求して発見する力を持つ、本学の目指す養護教諭として巣立っていただきたいと願っております。 - Q7:看護師の資格を持っていますが看護実習は必要ですか?
A7:必要です。
- Q8:自分の勤務先での看護実習(養護実習)は可能ですか?
A8:原則として勤務先での実習は認めていません
- Q9:会場スクーリングは何科目ですか?場所はどこですか?
A9:養護教諭で会場スクーリングが必修の科目は7科目です。 前期、後期それぞれ開催され、例年次のような日程で開催予定です。
場所は、埼玉県の蓮田キャンパスもしくは東京サテライトのいずれかで開催されます。前期日程
- 体育Ⅲ 7月の土曜日~日曜日 2日間
- 情報処理演習 7月か8月の平日 3日間 ←この科目の前期のみ平日になる可能性があります
- 看護実習(事前指導) 6月の金曜日 半日
- 養護実習Ⅰ(事前指導) 6月の土曜日~日曜日 2日間
- 看護実習(事後指導) 7月の日曜日 半日
- 養護実習Ⅱ(事前指導) 8月の金曜日 半日
- 教職実践演習 8月の金曜日~日曜日 2日半
後期日程
- 体育Ⅲ 11月か12月の土曜日~日曜日 2日間
- 情報処理演習 10月か11月の金曜日~日曜日 3日間
- 看護実習(事前指導) 10月か11月の金曜日 半日
- 養護実習Ⅰ(事前指導) 10月か11月の土曜日~日曜日 2日間
- 看護実習(事後指導) 1月の土曜日もしくは日曜日 半日
- 養護実習Ⅱ(事前指導) 1月の金曜日 半日
- 教職実践演習 1月の金曜日~日曜日 2日半
1~2は、何年次で受講しても可能。 3~5は、3年次以降に受講。 6~7は、4年次に受講
上記の科目のうち、
3 看護実習(事前指導)と4 養護実習Ⅰ(事前指導)、
6 養護実習Ⅱ(事前指導)と7 教職実践演習
は連続して受講できるように例年日程を調整しております。尚上記日程は予定です。必ず入学後に配信される「学修スケジュール」で日程をご確認ください
- Q10:教員免許を所有しています。他大学で学んだ教職科目は再度修得しなくてはいけないのですか。
A10:他大学で修得した科目が、養護教諭1種免許状を取得するための単位として認めらるかどうか、法定科目の確認が必要です。お近くの教育委員会で単位相談をしてください。
尚、修得した科目がいずれの法定科目に当たるかについては、ご卒業された大学にお問い合わせください。以上をご確認いただいた上で、養護教諭1種免許状取得に不足している法定科目を、人間総合科学大学で修得してください。
免許申請の際は、教育委員会で養護教諭1種免許状の個人申請をお願いします。
他大学で取得された単位を証明する「学力に関する証明書」と人間総合科学大学で取得した単位を証明する「学力に関する証明書」で申請することになります。証明書の様式は提出先によって指定されている場合がありますので、証明書の様式については、提出先にご確認の上、大学に請求してください。 - Q11:「学力に関する証明書」とは何ですか。
A11:「学力に関する証明書」は、教育職員免許法に基づいて修得した科目の単位と、それらの単位の修得機関を証明するものです。修得した教職課程科目の単位を確認したり、免許状の交付申請をする際に、この証明書が必要になります。