タイ、カンボジアの義肢装具関連施設を巡る「クリニカル・スタディツアー」に義肢装具学専攻の学生9名が参加しました。

2015.04.06 [プレスリリース]

 3月15日から21日までの7日間、タイ、カンボジアの義肢装具関連施設を巡る「クリニカル・スタディツアー」に義肢装具学専攻の学生9名が参加しました。このツアーは『リハビリテーションと国際協力』(2年次・選択科目)で学んだ知識を実際の現場で確認することが目的です。発展途上国の障害者を取り巻く状況、リハビリテーションに関わる人たちの取り組み、特に義肢装具の供給がどのように行われているのかなど、タイ(バンコク)とカンボジア(プノンペン)の主要な施設を訪問し学ぶことができました。はじめにバンコクでは、マヒドン大学医学部・義肢装具学士課程(SSPO)で授業に参加すると共に、臨床部門で義足の症例を見学しました。また、青年海外協力隊(理学療法士)の岩田研二さんを、彼の職場であるプラプラデーン障害者施設に訪ね、協力隊員としての活動目的や取り組みについて聞くことができました。プノンペンでは、イギリスのNGOによって創られた義肢装具士養成校(CSPO)を訪問し、日本人スタッフである唐沢幸子さんのガイドのもと、施設の代表者であるSisary Kheng女史のレクチャーを受け、彼女の義肢装具士としての哲学やCSPOの歴史や 教育について知ることができました。その後、ICRC(国際赤十字委員会)に関係する施設としてKampong Speuリハビリテーションセンターと義肢装具コンポーネントファクトリーをそれぞれ見学しました。カンボジアでは1970年代に起こった内戦以降、多くのNGOが障害者(特に切断者)への支援にあたってきましたが、ICRCはその代表的な団体の一つです。


 文化的な側面では、仏教色の強い2つの国で歴史のある寺院を巡ると共に、東南アジアでも国によって異なる人々の生活、言語や習慣、食文化を垣間見ることができました。

海外での見聞を広めることは国際人としての素養を身につけるだけでなく、専門職としての可能性を広めることにもつながります。また、大学での学びの動機づけにもなることでしょう。今後も学生諸君へこのような機会を提供して行きたいと考えています。

(文責:義肢装具学専攻教員・坂井一浩)


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