明日を、つむぐ絆 心身健康科学概論【英訳(初版)・日本語(第2版)】発刊記念講演会

2012.03.11 [プレスリリース]

開催レポート

テキスト心身健康科学概論【英訳(初版)・日本語(第2版)】同時発刊記念講演会
「明日を、つむぐ絆」が開催されました。

2012年3月11日(土)、心身健康科学概論【英訳(初版)・日本語(第2版)】の同時発刊を記念しての講演会「明日を、つむぐ絆」が、東京・品川の「THE GRAND HALL」にて開催されました。約200名もの聴衆の方々にご参加いただきましたが、その中には在学生の皆様もいらっしゃったと思います。ご来場いただきありがとうございました。速報としてその様子の一部をレポートとしてご紹介させていただきます。

特別講演:13:05〜13:50

「こころとからだ よりよく生きる知恵を世界へ」

久住眞理(人間総合科学大学学長、日本心身健康科学会理事長)


招待講演:14:00〜14:40

「生命をとらえなおす-動的平衡とは何か」

福岡伸一(青山学院大学・総合文化政策学部教授)


パネルディスカッション:14:50〜15:10

久住 眞理

青木 清(コーディネーター:人間総合科学大学 副学長)

福岡 伸一

日時:2012年3月11日 13:00〜15:10(受付は12:30〜)

会場:The Grand Hall (JR品川駅港南口から徒歩5分)

   アクセスマップはこちら

〒108-0075 東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー 3F

受講料:無料

■久住眞理学長が、科学的・統合的に、いのちについて深く考えることの大切さを語る

当日は、昨年発生した東日本大震災から1周年にあたり、日本各地で追悼式がおこなわれました。本学・久住眞理学長の特別講演『こころとからだ よりよく生きる知恵を世界へ』においても、学長ご自身が出会った岩手県・陸前高田市のこと、本学のグループ校である人間総合科学大学鍼灸医療専門学校の教員やスタッフたちによるボランティア活動のことなどのお話を契機に、心身健康科学概論(英訳版・日本語版・第2版)の監修・著者である学長から、心身健康科学の大きなテーマ=よりよく生きるための知恵(Knowledge for well-being)を身につけることの大切さや、自らのいのちと健康を主体的にプロモートしていく「いのちの運用」の考え方の重要性が語られました。聴衆の皆さんも、終始、熱心に耳を傾け、アンケートにも「久住学長の教育観を聞けて有益だった。基礎研究の重要性を改めて考えた」「絆という言葉は人間の細胞レベルでも考えられる言葉であることに気づかされた」「予期せぬ出来事に会ったそのときに私自身は何ができるのか…考えさせられる1日でした」といった回答などが寄せられ、充実した1日だったようです。

■分子生物学者として著名な青山学院大学・福岡伸一教授が心身健康科学に共感

招待講演では、『動的平衡1、2』の著者である福岡伸一・青山学院大学教授から『生命をとらえなおす―動的平衡とは何か―』というテーマでお話いただきました。印象に残ったのは、生命に対して動的平衡という考え方をお持ちの福岡先生が、久住学長の講演をお聞きになり、心身健康科学における宇宙や進化、生命や人間、組織や細胞などに対するアプローチに「事前にお会いして話したのではありませんが、共感するところが非常に多い」と語っていたことです。久住学長の講演の中にも、生命を構成する要素が、互いに相関的な関係性をもって機能していることが語られましたが、福岡先生は、そのことを「相補的な関係を維持しつつ更新されている」と表現し生命活動における「関係性」の重要性を訴え、心身、生命と関係性の問題については、その後のパネルディスカッションへと舞台を移しました。

■参加者は興奮した様子で感想を話し合いながら会場をあとに

パネルディスカッションでは、コーディネーターとして副学長の青木清先生が参加。まず青木先生の発声で、震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表すため1分間の黙とうが行われました。そのあとの議論は、(会場から集まった多くの質問に答える形で)心身相関の科学、自己組織化、動的平衡などの話題から講演者それぞれの意見が交わされ、最後に今を生き、明日を生きるために、この講演会で得られた知識を「よりよく生きるための知恵(Knowledge for well-being)」として活かしてほしいと、聴衆の皆さんにエールが送られました。その後、ロビーにおいてコーヒーがふるまわれ、また中島由夫画伯のポストカードが進呈され、来場した皆さんと本学スタッフとの間で和やかに互いの感想を話し合いながら無事講演会の終了となりました。

◆本講演会で集まった義援金は、震災に見舞われた「岩手県立高田高校」(陸前高田市)に送らせていただ きます。皆様のご協力に感謝いたします。

◆なお今回の心身健康科学概論【英訳(初版)・日本語(第2版)】同時発刊記念講演会 「明日を、つむぐ絆」は、後日、講演録としてまとめられます。


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