本学教員による著書を一部紹介します

書籍名 先生
日本人の他界観の構造 大東 俊一
境界を超える看護―倫理学へのアプローチ (看護学名著シリーズ) 大東 俊一
交流分析 心理療法における関係性の視点 島田 凉子
コンフォート・タッチ -高齢者と患者へのケア&マッサージ 小岩 信義

日本人の他界観の構造

日本人の他界観の構造の表紙 著者:大東 俊一
出版社:彩流社
ISBN:978-4-7791-1479-3

「あの世」はどこにあるのか。
「この世」と行き来できる他界や、美しい山の向こうに広がる他界。
「この世」とは異なる世界と認識されながら、漠然として曖昧な日本人の他界観。
『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』から中世の文字資料、「来迎図」といった絵画資料、現代における民俗行事の観察などから、日本人の他界観形成の特性を考察する。


目次
第一章 日本古来の他界観
  一 他界観の探究に向けて
  二 記紀神話における他界
    高天原/黄泉国/根之堅州国・根国/常世国/多様な他界観
  三 『万葉集』における他界
    他界観の類型/根之堅州国・根国と黄泉国との関係/常世国と海中・海上他界/山中他界/天上他界の二類型/火葬と天上他界観/基層としての山中他界観/古代人の他界観

第二章 『日本霊異記』における他界観
  一 冥界の景観
  二 「黄泉」としての冥界
  三 この世と冥界との往来

第三章 日本的浄土の風景――来迎図の世界
  一 折口信夫に寄せて
  二 「浄土三部経」における浄土の風景
  三 『往生要集』における浄土の風景
  四 王朝人の浄土(一)
  五 王朝人の浄土(二)
  六 欣求浄土の前提としての無常観
  七 死者と紅葉
  八 来迎図の山水
  九 山越阿弥陀図の山水
  十 山越阿弥陀図における浄土

第四章 京都の盆行事に見る他界観――六道まいりと大文字五山送り火
  一 六道まいりの現状
  二 六道まいりの起源
  三 大文字五山送り火の起源
  四 大文字五山送り火の現状
  五 盆の供物の処理と精霊送り
  六 境外の「あの世」

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境界を超える看護―倫理学へのアプローチ (看護学名著シリーズ)

境界を超える看護―倫理学へのアプローチ (看護学名著シリーズ) 著者・編著:ヴェレナ・チューディン
監修:井部 俊子
監訳:大東 俊一
出版社:エルゼビア・ジャパン
ISBN:978-4-86034-876-2

本書においては、看護実践を倫理的な行為であるとし、倫理的行為であるために超えなければならないさまざまな「境界」を倫理学的に捉え、アリストテレスの用語を用いた考察やソクラテス的対話によって語られる実例を示すなど、看護実践に関する倫理学的な考察を紹介・解説する。 また、「ケアリング」や「ナラティブ」といった現代の看護実践におけるキーワードについても検討する。


目次
看護におけるケアリングと倫理
思いやりに満ちたケアリングの倫理学:アリストテレスの用語プロネーシス、テクネー、エピステーメーを通じた考察
美徳、看護、および、看護実践の道徳的領域
フェミニストの倫理/関係性の倫理学:保健医療の基盤としての行動倫理
関係性のナラティブ:個人の保険契約をめぐる倫理的ジレンマの解決
ナラティブの倫理学
気遣い/誰の文化か?:文化的にデリケートな倫理意識を高める試み
国際的看護倫理:背景と問題点
健康の倫理における人権パラダイムの使用:問題点と可能性
ソクラテス的対話:ひとつの実例
倫理への創造的アプローチ:詩、散文、対話

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交流分析 心理療法における関係性の視点

交流分析 心理療法における関係性の視点 著者:ヘレナ・ハーガデン&シャーロット・シルズ
監訳:深澤 道子
訳者代表:門本 泉、金丸 隆太
訳:石井 尋子、河合 美子、篠崎 信之、島田 凉子、満山 かおる、 室城 隆之、森 文恵
出版社:日本評論社
ISBN:978-4-535-56229-5

第4章「転移」・第5章「逆転移」を島田凉子が訳しました。本書は、精神分析における新しい潮流「関係性精神分析」の影響を受けて、TAセラピストである著者らが提唱した「関係性TA(交流分析)」についての体系的な解説書です。心理療法における「関係性」を重視する視点は、近年増加している自己の障害をもつクライエントやボーダーラインと呼ばれる人々の治療に有効であると考えられます。本書により著者の二人は2005年のエリック・バーン記念賞を受賞しました。


目次
ステージ1 アプローチ
1.ベアトリスの物語
2.自己の発達
3.作業同盟を結ぶ

ステージ2 関係のダイナミクス
4.転移
5.逆転移
6.性愛的転移
7.文化という視点から見た転移関係

ステージ3 治療的な交流
8.共感的な交流
9.集団精神療法
10.セラピーと〈P〉の自我状態

ステージ4 より大きな理論への発展
11.TAのいろいろな側面
12.さようならの言い方

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コンフォート・タッチ -高齢者と患者へのケア&マッサージ

コンフォート・タッチ -高齢者と患者へのケア&マッサージ 著者:Mary Kathleen Rose
監訳:本間 生夫(昭和大学医学部第二生理学教室教授)
監訳:小岩 信義(人間総合科学大学人間総合科学心身健康科学研究所主任研究員)
出版社:医道の日本社
ISBN:978-4-7529-3091-4

コンフォート・タッチとは、シンプルに「心地よさ」をもたらすことだけを目的としたタッチ・ケアで、アメリカのホスピスで生まれました。簡単なタッチ(触れること)を使い、主に高齢者や慢性疾患を持つ患者さんの身体的、精神的な痛みを和らげることによって、深いリラクセーションを導くテクニックです。このタッチ・ケアの考え方が本学の人間総合科学や心身健康科学と多くの点で共通していることに深く共鳴し、この度、監訳を通して日本に紹介するチャンスを頂きました。
本書は、医療・福祉に従事する方(看護師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、ヘルパーの方など)とご家族を介護する一般の方も対象として、コンフォート・タッチの基本原理とテクニックを紹介しています。テクニックは極めてシンプルかつ簡単、安全なものばかりです。
本書が特にすばらしいのは、タッチ・ケアのテクニックの解説に偏重することなく、健康観と疾病観、癒しと治療の違い、ビリーブメント(死別や喪失)などのテーマについてタッチ・ケアとの関係を考察している点です。卒業研究のヒントも沢山埋まっていると思います。
本文は、著者自身の豊富な臨床経験に裏付けられた深みと安心感のある表現によって丁寧に綴られており、勉強の合間にリラックスして読めると思います。私も翻訳をしながら何度も感動していました。
さらに、ケアする際のポイントとして最新の感染症対策やアロマ(香料)を利用する場合の注意点、医療施設でタッチ・ケアをマネジメントする実務的なポイントなども、具体例と図を使って分かりやすく解説しています。
タッチ・ケアの専門家の方だけでなく、心地よいタッチを通して大切な人に安らぎを提供したいと考えている多くの方が、シンプルに「触れる」ことが持つ意義と効果をもう一度考えることで、臨床現場や生活で行われるケアに応用されることを願っています。


目次
Chapter1 コンフォート・タッチとは
Chapter2 健康、病気、喪失感、悲嘆を理解する
Chapter3 クライアントへのアプローチ
Chapter4 コンフォート・タッチの原則:SCRIBE
Chapter5 コンフォート・タッチのテクニック
Chapter6 コンフォート・タッチを行う上での注意
Chapter7 ヘルスケアシステムにおけるコミュニケーションと記録
Chapter8 ケアする人の自己管理
Chapter9 コンフォート・タッチプログラムの開発・運営のガイドライン
付録A 感染症対策:標準的予防策、普遍的予防策
付録B アロマの併用:注意点と考慮すべき点
付録C 推薦資料:英文文献リスト
用語集
索引

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